建売住宅さがしの注意点~まかせっきり販売に気をつけて~

見学時に売主業者も立会ってくれる新築はないものか

このブログでも何度か取り上げている内容ですが、
相変わらず仲介業者さんを通して新築住宅を購入する方が多いです。



仲介で新築住宅を購入する方に大切なアドバイスです。 

人生で一番高額な買い物となるマイホームを、
本当にまっさらな新築住宅で購入したいなら、
仲介業者さんの案内時に売主が立ち会う事業者から購入するべきです。


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建売住宅の見学前にSUUMOやHOME’Sの画像からわかること

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建売事業者さん(←売主)の中には、自社でも販売活動を行うほかに、仲介業者さんにも販売活動をしてもらいことが多いです。

そこでトメ先生が気になることがココ。

仲介業者さんにお客様の見学を任せる場合、売主事業者さんのスタッフは立ち会わず、仲介業者さんとお客様だけで見学させることがほとんどな点です…(;’∀’)

不動産業界では当たり前の慣習ですが、「それって大丈夫なん?」とトメ先生は思うのです。

現地にはキーボックスの中にカギが保管されていて、見学の手配時には売主業者さんが仲介業者さんに
キーボックスを開けるための暗証番号を伝える。

暗証番号を知っていれば、
いつでも誰でも建物の中に入れる状態です。


イヤなたとえをひとつ。
お酒を飲みすぎたうえに終電を逃した、とある仲介業者の営業さんが…。

「タクシーは高いし、ビジネスホテルもそこそこするし、おぉそうだ!このあいだ見学したあの建売がこの近くに。


 汚さなければ、キズをつけなければ一晩くらい大丈夫でしょ。」なんて考えをもってビジネスホテル代わりにしてたら…。

建売住宅
中古住宅
マンション
中古マンション
などは、こういう状態のものがほとんど。

そんな、建売住宅をはじめとした仲介物件の事情をお話しします。

トメ先生が仕事をしているとこんなやりとりがあります

現在、思うように建売住宅が売れていないので、
トメ先生の勤務先でも仲介業者さんに販売を協力してもらっています。

建売住宅の見学日程が決まると仲介業者さんから連絡があって、
「建物のカギはキーボックスに入っていますか?」と聞かれることがあります。

トメ先生の勤務先では、悲しいかな、あまり人を信用していないところが社風としてあります。

そのせいでしょうか、仲介業者さんがお客様をご案内する時は、必ずトメ先生の勤務先の営業さんが立ち会うことになっています。

だから、「スタッフがカギを開けに伺います」と伝えると。

「えっ?立ち会うんですか」と言われることが多いです。

立ち会うっていったって、仲介業者さんとお客様の商談に首を突っ込むわけではありません。

だって、立ち会わなかったら不安ではないですか?
売主がいないことで、いい加減に扱われたら困ります。

内装のクロスにキズがついた…とか、

電気を点けたまま帰ってしまった…とか、

お子様がトイレを我慢できないと言い出して…とか、 

これ以上は考えたくありません。

人生で一番高額な買い物となる新築住宅が新築ではなくなってしまいます。

販売する商品に愛情を持っていたら、愛情なんて言うと少し重いので言い換えます。
大切に扱おうとするのであれば、仲介業者さんの案内時には絶対に立ち会うべきだと思うのです。

見学時に仲介業者さんとお客様だけでは…

たとえば自動車を新車で購入して….。

納車になって運転席に座ってみたらハンドルに鼻クソらしきものがついていたり。

高級な腕時計を購入して…
箱から取り出してみたら文字盤を覆うガラスが指紋だらけだったり。

ファストフードでダブルチーズバーガーを購入して…
パッケージから取り出したら一口食べてあったり。

そういう状況、受け入れられませんよね。

見学時に手袋をせずにあちこち触れられてしまうと、
どうしても手アカが付いてしまいます。

いつもとは異なる空間にいるため、チビッ子はリビングではバタバタ走り回る、お子様用スリッパが用意されていなければ素足です。

営業さんはチビッ子に注意できません。

お父さん、お母さんが注意してくれなければ困るのです。

トイレには「使用できません」の注意書きがありますが、
出物腫れ物ところ嫌わずです。

中にはタバコを吸おうとする強者も…。

信じられないかもしれませんが、すべてトメ先生がお客様対応時に遭遇したことです。
もちろん丁重に「ダメです」と注意しましたが…。

汚れる・乱れる・使われる

人間の本性は生まれながらに善。
いや、人間の本性は生まれながらに悪。
性善説と性悪説。

トメ先生の勤務先では「性悪説」的な考えのもと、
建物のご案内時は立会わせてもらっているのかもしれません。

「なんだよ、仲介業者やお客様を信用していないのかよ」と思う方もいるでしょう。
「えぇ?立ち会うんですか?」ってリアクションもうなずけます。

キーボックスが現地に備え付けられて暗証番号をお伝えして、キーボックスを開けてカギを取り出して建物を開錠する。

ということはキーボックスの暗証番号は売主業者以外の方も知ることになるわけで…。
暗証番号を知っている人は建物に出入りできてしまうということ。

これはコワい…。

しかしこれが現代のスタンダード

建売住宅ではなくて、
中古住宅にしても中古マンションにしても、
売主が立ち会うことってほとんどないと思います。 

現在、建売住宅を国内で一番多く販売するのは
飯田グループホールディングス系の事業者です。
その棟数は4万棟を超えます。

飯田グループホールディングスってのは、
一建設、飯田産業、タクトホーム、アイディホームなどなど…がグループになっています。

日本でもっとも住宅を販売する会社なので、
日本中の不動産業者は飯田グループホールディングスが建売住宅を販売する手法を、右にならえで取り入れています。

本来、売主が自社で建売住宅を販売していたスタイルを、自社売りせず仲介業者に販売してもらうスタイルに変えました。

売主が販売が思わしくなく仲介市場に出していた売れ残り物件、これを新発売の段階から仲介市場に出すスタイルに変えました。

同時に売主が気持ちを込めて建売住宅を販売するスタイルを、もっと軽いものに変革してしまったような気もしなくありません。

仲介業者さんは案内している建物へのこだわりなんて、ほとんどないし気にしないと思います。

みなさんが建物について質問しても答えられないし、値引きをお願いしても判断できない。
はっきり言って、住宅ローンのことくらいしか自信を持って説明できません。

「それは困る、それはイヤだ」という方は売主さんにたどり着いて、売主業者さんから直接購入したほうがいいかもしれません。

そうすれば高額な仲介手数料も負担せずにすみます。

これが仲介物件のお客様ご案内時のスタンダード。
みなさんの不動産業界の知識が、
また一歩、営業さんに近づけたでしょうか?


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