建売住宅や中古住宅の売主を調べる方法は2つ
実は不動産の売主を調べる方法はそれほど難しくありません。
「法務局で登記簿謄本取を得してみましょう」とか…
「売主物件専門のポータルサイトにユーザー登録してみよう」とか…
そんな面倒なことをしなくても調べる方法はあるのです。
ズバリSUUMOの物件情報画面を見るだけ!
これだけで売主なのか仲介業者なの調べられます。
もし対象が建築中の建売住宅なら
現地に掲示されている表示板をたよりに売主を調べられます。
でも、売主がわかっても直接売ってもらえない場合があるのでご注意を。
一建設などが傘下にある飯田グループホールディングス系列の建売住宅の場合、
仲介業者さんを通さないと購入できません。
法務局なんておカタそうな所、行くのもはばかられるってものです。
トメ先生の記事を読めば、
読んだ直後にみなさんご自身で売主さんを調べることができるようになりますよ。
それではトメ先生の解説スタートです!
その1:SUUMOから売主を調べる方法
マイホームを検討する時に多くの方が活用するSUUMO。
SUUMOには、ひとつの物件にたいして全部確認するのがうんざりするほどたくさんの情報が表示されますが、売主か売主でないか調べる方法はシンプルです。
順を追って説明していきます。
なお、ガイドに使う画面はトメ先生がそれらしく作ったものなのであしからず…
まずは物件のトップ画面から、
色あいを変えていますがおおよそこんな感じの画面ですよね。
物件情報のタイトルをクリックします。
物件の特徴が表示されるので、
画面上部にある物件概要タブをクリックしましょう。
物件概要にたどりついたら画面を下にスクロールします。
ずっとスクロール…
すると会社情報欄にたどりつきます。
こんな画面です。
ここまで来れたら
売主か仲介かわかるのは目前です。
会社情報の会社概要に売主なのか仲介なのか表示されています!
まずは仲介の場合、こんな感じです。
このように〈仲介〉と表示されていた場合は、
残念ながら購入時に仲介手数料がかかります。
つづいて売主の場合。
売主の場合はこんな感じです!
会社概要や取引形態に〈売主〉と表示されていますよね。
この表示になっている物件であれば、
売主から直接購入できる可能性がグンと高まります。
売主からの購入なら仲介手数料はかかりません!!
あらためてポータルサイトを見ているとこんな表示もありました。
販売代理ってやつです。
販売代理ってのは売主の代理で販売できる取引形態です。
仲介となにが違うかっていうと、
取引相手の一方から、通常の仲介手数料の2倍まで受領できる取引形態なのです。
売主からいつもの倍額の仲介手数料をもらう代わりに、
買主からは仲介手数料をもらわないことができる取引形態。
取引形態が代理の場合、仲介業者は買主から受領できるはずの仲介手数料相当額を、
売主から受領することができるので、買主は購入時に仲介手数料がかからないことが多いようですが、こればかりは直接確認してみないとわかりません。
【あわせて読みたい】
値大きな会社は値引きを受けやすい傾向です。
しかし、大きすぎる会社だとそうとも言えず…値引きやサービスを受けるのにちょうどいい会社の規模があるのです。
その2:建設現場の表示板から売主を調べる方法
もしお目当ての物件が建築途中ならこんな手もあります。
建設現場に掲示義務のある表示板から売主を調べる方法です。
分譲地に行くとこんな感じの掲示板があると思います。
この「表示板の情報から売主を調べてみよう」ってのが次の作戦です。
工事中は危険だから現場に入れないとか、そんな心配はご無用です。
表示板は誰もが確認できる位置に掲示されていますから、
道路から確認できると思いますよ。
それでは掲示板のどこを見たらいいのかお伝えします。
建築主に表示された会社名を確認
4つくらいに分かれたブロックで構成される表示板。
まず確認するのは「建築基準法による確認済」と書かれたブロックです。
「建築基準法による確認済」ブロックにある
建築主の欄に記載された会社名をご覧ください。
労働関係成立票を確認
そして…もう一ヶ所「労災関係成立票」というブロックを確認します。
「労災関係成立票」のブロックにある
注文者の氏名の欄に表示された会社名を確認します。
先ほど調べた建築主の名称と、この欄に記載された会社名が同じならば、
たいていの場合、記載された会社が売主と考えていいと思います。
【見学前のみなさんにおススメの解説】
この不動産業者で購入していいのか…。
担当になった営業さんとの相性はいいのか…。
見学前に読んでおけてよかったと評判の解説です。
ここまで確認できたら最後のステップ
売主と思われる業者さんが確認できたら次の行動に移ります。
次の行動は直接連絡してみること。
少し緊張するけれど、
そこは人生で一番高額な買い物となるマイホームのため…
そしてご家族のため…です。
お手本のセリフを参考にひと頑張りしましょう。
〇〇市▢▢町のところは分譲地の所在地を、
△△区画のところは分譲地の区画数を入れて伝えれば、
電話に出た方がどの分譲地か把握できます。
あとは分譲地を直接販売しているのか、そうでないのか聞くだけです。
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最近の建売住宅はほとんど仲介物件。
売主さんから直接購入できれば仲介手数料がかかりません。
売主さんを調べる方法を解説しています。
一建設…飯田グループホールディングスの分譲地
しかし、建売住宅を探すうえで一建設や飯田産業、タクトホーム、アイディホームなどの飯田グループホールディングス傘下の事業者の分譲地は避けて通れません。
ホールディングス全体で一年に4万棟を超える建売住宅を販売しているのですからね。
そのスケールメリットによるリーズナブルな価格は並大抵の分譲事業者ではかないません。
リーズナブルにマイホームが買えるけれど仲介手数料が必要になる。
どうしても飯田グループホールディングスの分譲地を避けられない場合、
どうしたらいいのか、これを最後に伝えて今回の解説は終了します。
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大きすぎず…小さすぎない…。
微妙な規模の事業者は、企業としての体力がソコソコあるわけで。
だからこそ、みなさんの希望も通りやすいのです。
今はコレしかない…仲介手数料無料の仲介業者を活用
飯田グループホールディングスの物件は、
仲介業者を通さなければ売ってもらえませんので購入時に仲介手数料がかかる。
だから「買主さんからは仲介手数料をいただきません」とうたっている、
購入時の仲介手数料がかからない仲介業者さんから購入する。
そうしたら仲介手数料を負担せずに
飯田グループホールディングスの建売住宅を取得可能です。
飯田グループホールディングスの分譲地で
仲介手数料を支払わずにマイホームを購入するには、今のところこの手段しかなさそうです。
売主さんが「直接は売らん!仲介業者を通すのじゃ!」って言っているので仕方ないのです。
【トメ先生の予言…】
近い将来、建売住宅は高級グレードと一般グレードの二極化がすすむ予感です。
ハウスメーカーの建売住宅は高級グレード…飯田グループの建売住宅は一般グレード。
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買主さんから仲介手数料を受領しない仲介業者さんは、
「不動産 仲介手数料 無料」
「建売住宅 仲介手数料 無料」
などと検索エンジンに入力すればたくさんヒットしますので、
相性が良さそうな業者さんにお願いしてみたらいいと思います。
トメ先生からも紹介しておきます。
以下の不動産業者さんは全国どこでも仲介手数料無料をうたっていますので、
「仲介手数料を支払わずに初期費用を抑えたい!」
という方は問い合わせてみてはいかがでしょう?
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