やりなおしができない住宅購入
「買ってしまったら、やり直しが難しい住宅購入…だから失敗や後悔は避けたい」
多くの方がこのようにお考えではないでしょうか。
ものごとがうまく進むかどうかは段取りが重要です。
これは仕事でも私生活でも共通して言えること。
インターネット上でも「住宅購入を後悔しないための注意点」や「後悔しない家選び」など、ありがたい情報がたくさん存在します。
おかげでリストに示したような、住宅を購入しなければわからない情報を事前に把握できます。
- 後悔した話
- 失敗した話
- 不動産業者さんのアドバイス
- 住宅購入のウラ話
しかし、こういったお役立ち記事であまり取り上げられていない情報があります。
トメ先生は、その情報をみなさんにお伝えしたいのです。
それは「住宅購入を反対する親の存在」です。
これをクリアしておかなければ、住宅購入の話が前に進まなくなってしまうことがあります。
もし、この記事を読んでくださっているみなさんが、まだお父様、お母様に住宅購入のことを相談していない方だとしたら。
ここでトメ先生の解説を目にすることができてよかったと思います。
ご両親が住宅購入に反対しそうなご両親であれば、ぜひトメ先生の解説を読んだほうがいいです。
トメ先生の解説を読んだらわかること
- ご両親がなぜ反対するのかわかります
- ご両親が「反対するタイプ」なのか「反対しないタイプ」なのかわかります
- 反対するご両親の攻略方法がわかります
住宅購入がスムーズにいかない、心配事が解消されるかもしれません。
ここのところ増加傾向の親の反対
「こんな、とんでもねぇ所をウチのせがれに売りつけやがって!てめぇらふざけんなよ!」
これは先日、トメ先生の勤務先にフリーダイヤルでかかってきた、お客様のお父様からの電話のオープニングです。
トメ先生の心の中は
「そんなにイヤなら買わなくていいよぉ…」ですが、お話をうかがって落ち着いていただくのを待つしかありません。
ここ最近、住宅を契約していただくのはいいのですが、お父様やお母様から反対されて購入できなくなるお客様が数名いらっしゃいました。
こういうことになる原因、営業さんにあります。
契約の前に「住宅の購入にあたって親御様への確認は必要ないですか?」って確認が甘いケースが原因なのです。
契約の前どころか、お客様にはじめてお会いした時に確認しておくべき項目です。
だからこの解説にめぐりあえた運のいい方は
「住宅購入は親から反対があるかもしれない」
「ウチは親への相談が必要かな?」ということを頭においておくべきです。
住宅ローンの審査に通っても、希望通り値引きをしてもらえても、ご両親の反対ですべてが振り出しに戻る方もいらっしゃいます。
そうなるとご本人もガッカリ…ご家族もガッカリ…営業さんもガッカリ…。
ガッカリのハットトリックです。
【こちらもあわせて読んでおきたい解説です】
契約したら解約できるの?
答えはできます!でも条件がありますよ。
複雑な契約内容は契約前に理解しておきましょう。
【見学前のみなさんにおススメの解説】
この不動産業者で購入していいのか…。
担当になった営業さんとの相性はいいのか…。
見学前に読んでおけてよかったと評判の解説です。
ご両親がどんなタイプなのか分析しましょう
そうか!親の反対があって家が買えないのは困る!さっそく親に相談を…。
ちょっとまってください!
その前に、ご両親が「相談が必要タイプ」なのか分析することからはじめましょう。
多くのご両親は「背中を押してくれるタイプ」だと思います。
でも、「反対するタイプ」の中には相談しないほうがスムーズにいく親御さんもいらっしゃいます。
以下のタイプ別ケースを参考に分析してみてください。
反対する親?背中を押してくれる親?
まず基本となるのは「反対する親」なのか「反対しない親」なのか見極めることです。
みなさんのお父様とお母様ですから、およその検討がつくかと思います。
参考までに、トメ先生がお客様を見てきて、反対することが多い両親の条件をまとめてみました。
- 実家の近くに土地を持っている親
- 子供世帯とは近所に住むのが当たり前の地域で生活している親
- わが子をコントロールできる自信がある親
これらの条件は、同時に親が住宅購入を反対する理由にもなります。
みなさんのご両親はどちらのタイプか…分析できましたか?
【想像もしていなかったエリアで建売住宅を購入する方が増えています】
中古住宅を検討していたのに営業さんの提案で新築住宅を購入することになった。
それも、訪れたこともない知らない街で…最近、そういう方が増えているようです。
しっかり事前準備したら仲介手数料の負担を回避することも可能です。
【情報収集の前にやるべきこととは?】
住宅探しが長期間に及びそうな「完璧主義」「心が開けない」方は情報収集の前にコレをしておかないとエンドレスの住宅探しになるかもしれません。
事前に相談するべき親?事後報告でいい親?
みなさんのお父様、お母様が反対するタイプだった場合、さらにフィルターで絞り込みが必要です。
住宅購入のことを「事前相談」でクリアするか、「事後報告」でクリアするか見きわめます。
事前に相談できそうなタイプはこんなところでしょうか。
- なにかにつけてモノ申すタイプだけれど、最後は納得してくれる親
- 反対されているけれど、説得する自信がある場合
- へそは曲げられるかもしれないけれど、時間が解決してくれそうな場合
そして事後報告のほうがいい場合もあります。
- 「そんなところで家を買うなら絶縁だ」とか言いそうな親
- 反対されていることを、説得する自信がない場合
ケースは示しましたが、みなさんのご両親ですからね、みなさんの直感で決めていいと思います。
タイプ分析で注意すること
結婚している方の場合、忘れてはならないのはパートナー側のお父様、お母様。
奥様にお嫁に来ていただいているご家庭の場合、お父様、お母様はいくつになっても奥様のことが心配です。
そしてもうひとつ、反対しないご両親でも油断は禁物
当初は何も言わなかったご両親が、話がすすむにつれて反対しだすってのもよく見るケースです。
住宅購入のフローが一歩進むごとに報告しておくのがおススメです。
いずれにしても、相談すべきご両親か、事後報告タイプのご両親か、しっかり見極めることが大切です。
親が反対する理由
親はいつまでたっても親…子はいつまでたっても子。
反対する理由の根底には、ご両親はみなさんのことが心配という理由があるのです。
つらい思いをさせたくない…やさしさからの反対
たとえば「実家の土地で建築すればいい」という理由で反対するご両親。
反対の理由には、土地を購入しなくていい分だけ住宅ローンの借り入れを減らせるのに…。
物価は上がるけれど、お給料は思うように上がらない先行き不透明な世の中。
少しでも経済的な負担を減らしてあげたい、というやさしさが反対の理由なのではないでしょうか。
配慮してくれていることに感謝を伝えることがポイントです。
親としての最後の威厳をアピールするための反対
ご両親も、みなさんが立派になったことがうれしい…でも反面少しさみしいのです。
学生生活が終わり、社会人になって、結婚もした。
立派になったみなさんはお父様やお母様と同じ、いっぱしの社会人です。
世の中の大抵のことはご自身の判断で決定することができて、責任だって自分で負うことができる。
お父様やお母様が親としての威厳をアピールできる場面がほとんどなくなった今、最後の威厳を披露する場が住宅購入への反対なのです。
お父様とお母様へのリスペクトは忘れてはいけません。
このタイプのご両親の場合、お子様側のみなさんのパフォーマンスも大事です。
「住宅購入なんて、お父さんのアドバイスがなければ無理だよ」とか
「住宅購入で後悔したくないからさ、お父さんの意見もきかせてよ」などと、
お父様を頼りにしている姿勢をアピールするのです。
「でも、自分で気に入った物件が購入したい」
このポイントだけはブレることなくパフォーマンスしてみてはいかがでしょうか。
反対する親へのベストな対応方法
商談や見学にはご両親も一緒に!
トメ先生の経験から、この方法が一番スムーズに物事が運べる方法です。
「ワシが気に入らない物件なんて見に行きたくない!」
そんなお父様でも見学中にお子様の相手をしてもらうため…とか、口実を作って一緒に見学してもらうべきです。
トメ先生の勤務先では30代前半のお客様までは、商品の見学や商談にはご両親の同席を勧めています。
ご両親の反対の根底には「営業の口車にのせられてしまっているのでは」のような営業さんへの不信感があると思うのです。
担当営業さんがどんな人なのか、
「ウチの子では人生経験が浅いから人の見極めなんてできん!お父さんとお母さんに任せておきなさい」となるわけです。
いいんです、いいんです、お父さんとお母さんに任せておきましょう。
「さすがお父さん」とひとこと言ってあげればお父様もご機嫌でしょう。
ご主人側のご両親、奥様側のご両親と一緒の大人数での商談もおススメです。
いつもは偏屈で何をするにも反対しそうなお父様でも、奥様側のご両親が同席しているとなると大人になって理解を示してくれる。
この住宅購入は我が家だけの問題ではなく、お相手側の問題でもあるんだと冷静になってもらえる。
そんなケースもあります。
見きわめ!そして同席…ときどきパフォーマンス
やりなおしができない住宅購入における「ご両親の反対対策」が重要なことを解説してきました。
- ご両親が「反対するタイプ」なのか「応援してくれるタイプ」なのか見極める
- 「反対するタイプ」の場合は、「事前相談タイプ」なのか「事後報告タイプ」か見極める
- 「反対するタイプ」には商談や見学に同席してもらうのがおススメ
- ご両親を頼りにしているという「パフォーマンス」も必要
この4つのポイントを参考にして準備をしておきましょう。
Yahoo!知恵袋などの相談サイトに寄せられる相談に目を通してみても、ここで解説した準備ができていれば問題を回避できたのでは…と思えるケースがたくさんありますからね。
ご両親がすすめる方法で住宅購入する。
ご自身が納得いく方法で住宅購入する。
どちらが、みなさんにとって幸せな住宅購入となるか…。
それは、それぞれのご家族ごとに答えが違うので「これ!」という正解がありません。
だからこそ、事前準備の段階で分析や見極めができていれば、円滑な住宅購入ができるということなののです。