4LDKや40坪の平屋がほしいわけではない
平屋…。「ひらや」の話。
最近平屋が流行っているらしい。
でも、平屋について調べようとすると…。
平屋は2階建てに比べて基礎が大きくなる。
屋根が大きくなる。
ああでもない、こうでもないという理屈で
結果、割高だという解説をよく見ませんか?
そりゃ、2階建てで想定しているような、
4LDKの建物とか、
40坪の建物を平屋で建てるなら理屈はわかります。
でも、平屋を建てようか…と考える方は
4LDKの建物、40坪の建物をご希望って方ばかりではないと思います。
- お子様が巣立ちご夫婦二人で暮らす平屋
- シングルで頑張るパパやママがお子様と暮らす平屋
- 息子さんや娘さんがお父様やお母様と同居して暮らす平屋
- 同居のご家族はなく一人で暮らす平屋
小さなご家族のニーズ。
価格が割高になるというアドバイスばかりが有益ではないと思います。
小さなご家族であれば、
18坪くらいの平屋でなんとかならないでしょうか?
ズバリ、トメ先生が考えた平屋の構成はこんな感じ。
イメージは平屋の一軒家の賃貸住宅。
トメ先生が暮らしている地方では、
たまに目にします…平屋の賃貸住宅。
過去にトメ先生が担当したお客様でも結構ニーズがあるのです。
「豪華な建物じゃなくていいんだよね~
平屋の賃貸あるじゃん、あれあれ、あれでいいんだよ」
部屋と部屋を廊下やホールなどでつながない、
床面積の効率化を優先させた必要最低限の間取り。
平屋のニーズってこちらだと思うんですけどね~。
割高だから…という意見で、
平屋をあきらめてしまった方。
調べれば調べるほど、
我が家の予算ではムリなんか…と思っている方。
出まわっている情報がズレているのです。
4LDKを求めるご家族向けのの情報が多いのです。
今日の解説は、
小さなご家族がちょうどいい大きさの平屋を考えるための解説です。
床面積を調整する4つのアイデア
トメ先生が提示した18坪の構成はどうですか?
一応、二級建築士の資格を持つトメ先生です。
ペーパー建築士で実務では全く資格を使っていませんけれど、
一般の方よりは建物知識があるつもり。
実務の最前線で仕事をしている設計さんからは、
「甘いっ!」と言われてしまうかもしれませんけれど。
ここからは床面積を調整するアイデアをお伝えします。
ご家族のライフスタイルに合わせて検討してみるといいですよ。
①夫婦二人なら主寝室の使い方で床面積調整
夫婦二人で平屋を検討するなら主寝室で床面積が変わりそう。
ダブルベッド派なら8帖ひと部屋でいいですけれど、
年齢も年齢だし「そろそろベッドは別でいいんじゃない」ってことなら…。
8帖にシングルベッドを二つもいけなくはないけれど、
窮屈感を避けたければ10帖から12帖くらいがよさそうです。
もちろん6帖の部屋を二部屋作って
それぞれの部屋にシングルベッドってのもありますよね。
②食事はリビングで摂るスタイルで床面積調整
床面積を抑えるためには、
ダイニングスペースはあえて作らないってのもアリでは。
食事はリビングで摂ることにしたら
本来ダイニングスペースとなる
3帖から6帖くらいの床面積を省くことができます。
③目指せミニマリスト…収納で床面積調整
住宅を作る際に忘れてはならないのが収納です。
収納はたくさんあればあるほど便利なイメージがあります。
しかし、収納はあればあるだけモノが増えます。
あればあるだけ満タンにしようとします。
人間だもの…仕方ないのでしょうか。
でも、収納がなければないなりにモノの量を調整する。
これも人間だもの…ですよね。
第二の人生や第三の人生を平屋で迎えようとしているなら、
必要最低限のモノしか持たないミニマリストを目指してみてはいかがでしょう。
収納を少なくできる分、床面積を小さくできます。
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収納が少ないとなにかと不安…でも大丈夫です。
あったらあっただけモノは増えるし、少なければ少ないなりに調整できます。
④昔ながらの壁付けキッチンで床面積調整
リビングにいるご家族の様子を確認しながら家事ができる対面キッチン。
でも対面キッチンにするとキッチンの床面積が大きくなるのをご存じですか?
キッチンの床面積を小さくできるのは、
昔ながらの壁付けキッチンです。
調整すれば15坪の床面積でもいけるのでは…
このようにライフスタイルに合わせた間取りにすれば、
4LDKの平屋に比べて床面積を小さくできますよね。
もし、一人暮らしをお考えなら15坪とかもいけるのではないでしょうか。
では、いったい予算はいくらくらいになるのか…。
注文住宅の単価ほどわかりにくいものはないですよね。
広告やホームページ上では、
一坪あたり40万円と掲載されていても、
見積もりを頼むと60万円とかに上がってしまうこともあったり。
昔に比べるとクリアになってきた建物価格ですが、
業界にいるトメ先生でも「なぜこんな価格になるのか…」
よく理解できていません。
建築業界の事情が分からない一般のみなさんとっても、
いまだにクリアだと感じられない部分があるのでは…。
ただでさえ世の中の物価が上がっているので、
一坪あたり50万円でもリーズナブルかもしれません。
参考までに単価50万円から5万円きざみで価格を出してみました。
床面積18坪だとこんな感じです。
ざっくりなうえにどんぶり勘定ですが、
現実的な金額になっていませんか?
1000万円前後で建築できるなら、
望みもあるのではないでしょうか。
でもきっとハウスメーカーにいくと
ああでもない、こうでもないと講釈を聞かされて、
価格が上乗せになることもあるでしょう。
講釈に納得がいくか、いかないかは別として、
この価格に2割の金額を上乗せしてみたとします。
一番下の欄…。
さすがに18坪の平屋で1800万円はないと思いますが…。
現場管理費や標準工事などと、
次から次へと上乗せされるのが注文住宅です。
一坪あたり50万円から60万円くらいで抑えたいものですが、
こればかりは、ああでもない、こうでもないを聞いてみないと
はっきりわかりません。
あとはハウスメーカー次第です
できることなら20坪以下の小さな住宅を専門に取り扱ってくれる事業者で建築したいものですが、
近所にそんな事業者がないってこともあります。
トメ先生の住んでいるエリアで、
ご夫婦二人でお住まいになっている、
最近建てられたる平屋を見てみても、
結局4LDKとか、5LDKの過剰な床面積の建物が多い。
ハウスメーカーって小さな家は建てたくないんでしょうかね?
それとも平屋希望の方のニーズが4LDKなのか…?
トメ先生の勤務先は建売が主力商品なので、
そのあたりの事情はよくわからないのです。
小さめの平屋を希望していても、
営業さんや設計さんのアドバイスで、
予想以上に大きな家になってしまうこともあるでしょう。
過剰な装備はあったら便利ですけれど、
なければ、ないのが当たり前の生活ができます。
部屋の数も床面積も同じです。
小さくても小さいのが当たり前の生活ができます。
だから、営業さんや設計さんとの打ち合わせでは、
床面積についてブレないことが重要です。
ご家族にとって必要な部屋数、
ライフスタイルに合わせた床面積、
これらがブレない自信が持てたら、
問い合わせをしてみてもいいと思います。
以下に、注文住宅検討に役立ちそうなサイトを紹介させていただきます。
ブレない気持ちも大切ですが、
結局は問い合わせてみないと詳細は分からないのが注文住宅のやっかいなところ。
よろしければのぞいてみてはいかがでしょう。
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