注文住宅と建売住宅を大喜利にたとえてみた

注文住宅と建売住宅の違い…こんな考え方はいかが?

マイホーム購入をお考えのみなさんの中には建売とか注文とかあるけれどどうなの?
違いを説明されたサイトをみるけれど結局よくわかからない。
そんなマイホーム探しをはじめたばかりの皆さん向けに建売住宅と注文住宅を大喜利にたとえて解説します。

みなさん大喜利はお好きですか?
私は大好きです。
世の中には大喜利がお上手な芸人さんがたくさんいますよね。
松本人志さん・千原ジュニアさん・笑い飯の西田さん・麒麟の川島さん、バカリズムさんなど、その回答に大笑いしてしまうものもあり、「なるほどねー」関心してしまうものもあり、まさに名人芸を楽しませてもらっています。

最近では大喜利のスタイルも様々です。
有吉弘行さんが司会をつとめる「有吉の壁」。
あの番組もスケールの大きなモノボケ大喜利、商業施設やテーマパークなどの全体を使って芸人さんが面白ネタを披露します。

松本人志さんや東野幸治さんが出演する「ワイドナショー」は松本さん達がコメンテーターという立ち位置で、世の中の出来事をお題に大喜利にして難しいニュースも身近にしてくれる番組です。
大喜利のスタンダードが現代のカタチになって私たちを楽しませてくれます。

大喜利を見るのは大好きな私ですが、いざ大喜利に挑戦しようとしても全く面白いことが思い浮かびません。
大喜利名人の芸人さんたちのスキルの高さを身にしみて感じるのです。
私たちが付け焼刃で大喜利に応えようとしても難しい。
ここに焦点をあてて注文住宅と建売住宅の違いにあてはめてみました。

結論を先に申し上げますと、松本さん達名人が答える大喜利の答えを楽しむのが建売住宅。
自分で大喜利に挑戦するのが注文住宅だと思うのです。

素人の大喜利挑戦は難しいから担当スタッフがいる

まさに注文住宅は自分で大喜利に挑戦。
お題である「我が家にピッタリのマイホームは?」に最適な答えを出すことです。
一方で大喜利の答えを楽しむのが建売住宅。
お題は「この地域の分譲地で4人家族が住むのにぴったりのマイホームは?」です。

注文住宅はウケる答えを出すために、お客様がご自身で回答を考えます。
でもお客様は素人。
ひとりで考えたらおスベり確定です。
人生で一番高い買い物、35年の住宅ローン、おスベりするわけにはいきません。
そこで、千原ジュニアさんやバカリズムさんのような大喜利名人がみなさんの担当となって一緒にウケる回答を考えてくれるのです。そうです、注文住宅の大喜利名人は設計スタッフや営業スタッフのみなさんです。

建売住宅は販売エリアのニーズ・購入層・予算などの要素をお題にしてウケる回答を考えます。
考えるのは大喜利の専門家である販売事業者の設計スタッフのみなさんです。
名人が考えた回答ですから、たいていの回答はウケるできあがりとなります。
お客様は、お題に対するウケる回答を見聞きするのと同じように分譲地に建っている回答の中から、面白いと思った回答を選べばいいのです。


大喜利名人でもスベることはある

大喜利名人の松本さんや川島さんは9割方みごとな面白回答を披露します。
でも、たまにはおスベりする時もあります。
まぁ、そのおスベりも面白いわけですが。

住宅も同じです。
注文住宅でも担当になってくれている設計さんや営業さんがウケる回答を一緒に考えてくれます。
大抵の場合、お題を出したお客様にウケる回答をつくりあげますが、そこは設計さんも人間です。
毎回毎回、パーフェクトな万人にウケる回答をつくれるとは限りません。

担当をしているお客様のご家族にはウケる。
しかし、他のお客様にはウケない建物になるのが注文住宅の特徴です。
例えば松本さんが子供の頃のエピソードで笑いを取りにいったとします。
しかし、内容が地元ネタ過ぎて子供のころから一緒の相方である浜田さんにしかウケない回答だったような場合です。

でもそこは考え方。
縁もゆかりもない知らないご家族にウケる建物ではなくても、実際にこの建物に居住するご家族にウケればいいのです。
自分たちが納得の回答で大笑いできればいい、これが注文住宅です。

一方で建売住宅。
お題をもとに回答を考えるのは注文住宅と変わりません。
しかし、あまりにおスベりする建物を作り上げるわけにはいきません。

基本的に完成した物件を販売する建売住宅ですから、おスベり建物では売れ残り確定の在庫処分で販売しなくてはならなくなります。
だから建売住宅の場合は、誰にでもウケる建物を目指します。
際立った特徴を持つというよりはオーソドックスでコンサバティブな建物となることが多いのです。
居住するご家族が大喜利の回答に合わせる必要がある要素も持ち合わせています。

お好みはどちら?大喜利に参加する側と見る側

大喜利のお題に対する回答をご自身で考える注文住宅。
ウケる回答を考えるという過程を経験できる、自分で頭をひねった回答を導き出せる。
時間をかけて、手間を掛けたことへの満足感が大きければ大きいほど、大喜利の回答も納得のいくできになると思います。

スタッフのスキル次第で高い確率でウケる回答にたどりつくけれど、毎回必ずウケる回答になるわけではない注文住宅。
でも、人生で一回の貴重な大喜利だから自分で回答を考えてみたい。
我が家でウケれば充分、他のご家族からの評価は気にしない。
そんなご家族に向いているでしょう。

一方、大喜利のウケる回答がすでに出ている建売住宅。
素人ではなかなかウケる回答にたどり着くことは難しいので、考える過程は大喜利名人にお任せする。
大喜利をこなす数が豊富な名人であればあるほど、ウケる回答をかたちにできると思います。

販売するエリアでウケる要素をしっかりマーケティングしたうえで、回答を考えるのでかなりの確率で誰にもウケる建売住宅。
手間を掛けたのにおスベりしてしまうのは困る。
大ウケではないかもしれないけれど、しっかりウケる回答にたどり着きたい。
そんなご家族におすすめです。

いかがだったでしょうか。
注文住宅と建売住宅の特徴を大喜利に例えて解説してみました。
みなさまのマイホーム探しの参考になれば幸いです。
私?私はこれから大喜利サイトでも訪れて、大喜利の勉強をしてみようと思います。

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