土地探しは建売住宅を販売している会社に問い合わせては?
マイホームを建てるために理想の土地がなかなか見つからない…。
そんな方は、建売住宅を分譲している事業者に問い合わせるといいかもしれません。
最近、建売住宅を建てる前の区画を土地で販売している事業者が目につくのです。
しかも、建築条件なしで!
なんで、こんなことになっているかというと…。
なぜなら、分譲住宅の販売会社は在庫を減らしたいからです。
健全な事業運営のために次から次へと新しい分譲地を増やしたい。
しかし、2023年から2024年にかけて建売住宅は売れていないから油断をすると在庫だらけになってしまう。
買いたいという方がいるのなら、建売住宅を建てる前の土地の状態でもいいから売ってしまいたい。
というのが建売住宅販売事業者のホンネ。
実際にトメ先生の勤務先でも仕入れたばかり、ホヤホヤの区画を大盤振る舞いの土地販売しているのが現実です。もちろん建築条件はついていません!
だから、「気に入った土地がなかなか見つからない」という方。
「建築条件をはずしてくれないかなぁ」と思っている方。
そういう方は分譲住宅を販売している事業者に問い合わせてみるのがおススメです。
【売主業者のしらべ方】
この記事で解説された方法で売主事業者を調べて…
「土地で購入したいです」と伝えれば…
そうです!仲介手数料を負担せずに土地が購入できるのです。
【見学前のみなさんにおススメの解説】
この不動産業者で購入していいのか…。
担当になった営業さんとの相性はいいのか…。
見学前に読んでおけてよかったと評判の解説です。
知っておきたいメリットとデメリット
メリット
- 形状がキレイな土地を購入できる
- 分譲地なので近隣の方と住みはじめる時期が一緒
- 開発や農地転用などの許認可もほとんど取得できている
- 基本的な造成は完了しているので、高低差の調整程度の造成を追加すればよい
分譲地なので土地の形状が整っていて、大型分譲地なら道路も新しかったりとすべてが整備されているのが特徴です。
本来、建物を建てようとしている土地なので、造成工事もほぼ終了しているのもうれしい特徴ですね。
デメリット
- 建物で取得することを想定した利益ものっているのでとにかく割高
- ホームページ等では紹介されないので情報が少ない
- 上下水道、ガス、ブロック、フェンスなどの費用を負担する場合がある
- 建売の建築計画があるので「買う?」「買わない?」を迷っている時間は少ない
もともと建物を建てて販売することで見込んでいた利益を販売価格に反映しているので、エリアの土地と比べても割高であることは否めません。
そして、建売住宅ならコミコミになっている上下水道やブロック・フェンスなどの整備費用も負担することになるのでさらに割高になります。
一度決断すれば、35年の住宅ローンとお付き合い。
「買うのか?」「見送るのか?」をじっくり考えたいところですが、建売用の建物を建築する計画が進んでいるので、「即決」が求められることも少なくありません。
【情報収集の前にやるべきこととは?】
住宅探しが長期間に及びそうな「完璧主義」「心が開けない」方は情報収集の前にコレをしておかないとエンドレスの住宅探しになるかもしれません。
問い合わせのポイント
小さすぎず…大きすぎない規模の事業者を狙って
小規模の事業者だと…。
利益が出なければ事業者の存続危機に直結するため、なんとしてでも建物もセットで販売したい。
飯田グループホールディングスのように大きすぎる規模の事業者だと…。
日本全国で販売拠点があるのでムリして土地で売らなくてもよくて、薄利でいいから建物もセットで販売したい。
問合せる事業者は、この中間の規模の事業者がいいでしょう。
いわゆる地元の建売事業者です。
みなさんがお住まいの地域にもあるはずです。
このくらいの規模の事業者は、利益が出ようが出まいが…(もちろん利益が出るのがいいのですが)商品の回転を重視する傾向にあります。
次から次へと商品を入れ替える必要があるため、在庫になるくらいならば、なりふり構わず売ってしまいたいのがホンネです。
【こちらの記事もおススメです】
大きすぎず…小さすぎない…。
微妙な規模の事業者は、企業としての体力がソコソコあるわけで。
だからこそ、みなさんの希望も通りやすいのです。
問い合わせ方法は「ストレートに聞いてみる」こと
建売住宅を主力商品にしている会社は、わざわざ分譲地を土地で販売していることを自社のホームページやSUUMOなどに掲載することは少ないです。
だから、一般の方が情報を取得することは困難を極めます。
だから、土地を探しているエリアで建売住宅を販売している会社を調べることができたなら、直接問い合わせて聞いてみましょう。
何を聞くのかって?
「このエリアで土地を探しているのですが、御社の分譲地は土地で販売していませんか?」
このようにストレートに聞いてみればいいのです。
本来は、表に出ない情報ですから、分譲事業者に出し惜しみされないようにポイントを掴んでおきましょう。
問い合わせの時には以下の3つのポイントをしっかり事業者に伝えます。
- このくらいの価格で購入できるのなら契約したい
- 建物を建てる会社は決まっている
- 残念ながら御社の建物を建てる気持ちはない
「条件が合えば契約したい」と伝えれば、在庫になる候補が一区画減るわけですから、事業者にとって悪い話ではないと思います。
もちろん、冒頭申し上げたとおり、近隣の土地価格に比べたら高額になることは覚悟しておいてくださいね。
建物を建てるメーカーは決まっていて、建売事業者で建築をお願いするつもりはないことを伝えておけば、後々面倒なトラブルになることも回避できます。
【建売住宅を探している方は知っておきたい】
建売住宅を購入するとなると建物が気になりますよね。
でも、建物から情報を見はじめるのはおススメしません。
まずは土地、土地が気に入らなければ建物がいくらステキでも購入には至らないのが建売住宅です。
【見学前のみなさんにおススメの解説】
この不動産業者で購入していいのか…。
担当になった営業さんとの相性はいいのか…。
見学前に読んでおけてよかったと評判の解説です。
あせらないで!不動産探しはやることがいっぱい
今回は建てる建物の目星はついているのに、土地がみつからないからマイホームの話がすすまない…。
という方に向けて、今だからできる「こんな土地の探し方」について解説しました。
- 建売住宅を分譲している事業者に直接問い合わせてみる
- 問合せる事業者の規模は小さすぎず…大きすぎない
- こちらの手の内はオープンにしたほうがいい
こんな、内容を解説してみましたがいかがでしたか?
みなさんのマイホーム計画が順調にすすむことをお祈り申し上げます。
それにしても、人生で一番高額な買い物となるマイホームは、事前の情報収集や準備がたくさんありますよね。
おまけに、何度も繰り返し経験することではないから慣れない。
だから、要領がつかめません。
今回の「土地探しは分譲業者に問合せる」にしても、問い合わせるなら売主事業者に問合せれば仲介手数料がかからずに購入できます。
ただでさえ、高額になりがちな「分譲地の土地だけ購入」です。
購入にかかる費用を抑えたいなら売主業者に問合せるべきです。
トメ先生のブログでは、事前の準備や心がまえを解説していますので、気になる記事はどんどん確認してみてください。
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