あとは一歩踏み出すだけなのに…
もっといい場所で安い物件がでるかもしれない…だから購入は見送ります。
「いい物件あったのにウチのパパ、決断ができなかった」というご家族もいらっしゃいますよね。
そりゃそうです、人生で一番高額な買い物となる住宅購入。
もし、住宅ローンを組めばこの先35年間返済することになるのですから。
まるでコンビニでスイーツでも買うように、ホイホイ決断できるものではありません。
今の購入判断材料の状況はこんな感じです
2024年8月現在、住宅購入の判断で「この先もっと安い物件が」とか言っていられる状況ではなくなっています。
間違いなく、来週より今週のほうが住宅を安く購入できます。
そして、住宅ローンだって借り入れが来年になるより、今年のほうが返済額は安いです。
お金に関するこだわりがある方はグズグズしている場合ではない
購入価格を安く。
ローンの返済額を安く。
住宅の購入条件でお金に関するこだわりがある方は、先送りなんてしている場合ではないのです。
グズグズしている場合ではないのです。
【情報収集の前にやるべきこととは?】
住宅探しが長期間に及びそうなグズグズタイプな方は情報収集の前にコレをしておかないとエンドレスの住宅探しになるかもしれません。
【土地探しの「とんち」を解決しました】
理想の土地には建築条件がついていて…。
気に入った土地はなかなか見つからないから、仕方なしに妥協に妥協を重ねて計画をすすめる。
人生で一番高額な買い物ですから、妥協は少ないほうがいいですよね!
土地の探し方をトメ先生がアドバイスしました。
甘ずっぱい初恋のストーリーで例えてみる
今回は、決断するべきなのに決断できない状況を甘ずっぱい青春ストーリで例えて解説してみます。
ここは、とある地方の普通の高校。
3年生の一大イベント「修学旅行」を2か月後に控えるシャイ太郎くん。
この学校では「修学旅行」の自由時間に好きな人と一緒に過ごすのがひとつのステータスになっているようです。
そのような時期ということもあり、恋がしたいけれど自分の気持ちを伝えるのが恥ずかしいシャイ太郎くん。
実は、同じクラスで席が隣の女の子、アナちゃんのことが気になっています。
好きなアニメも一緒だし、スマホで遊ぶゲームも同じ。
二人で話をしていると盛り上がって楽しい。
なんといっても落ち着く。
きっと、アナちゃんもシャイ太郎くんのことを嫌いではないのだと思うのだけれど…。
2か月後には一大イベントの修学旅行があるシャイ太郎くんの学校。
学校の伝統で、修学旅行の2日目に予定されている自由時間は、お付き合いしている相手と過ごします。
学校側もおおらかに、この慣習は暗黙の了解事項です。
修学旅行にお付き合いしている相手がいるかいないか…誰にとっても重要なことなのです。
フクタロウとキザオ
シャイ太郎くんはフクタロウとキザオが仲良しの友達です。
「俺たち親友だよな!修学旅行は一緒に過ごそうぜ!」なんて言っていたのに2人とも彼女ができました。
このままではシャイ太郎くん、とんでもない修学旅行になってしまいます。
だからこそ、アナちゃんにアタックしたいのですが…。
告白して断られたらどうしよう…その後もクラスでは隣の席だし…気まずい関係になっちゃったらイヤだなぁ。
シャイ太郎くんはチキン野郎なのでした
ある日、フクタロウとキザオが修学旅行の自由時間のことをシャイ太郎くんに話してきました。
「お前もさぁ、アナと付き合っちゃえばいいじゃん!」とフクタロウ。
「そうだよ、いつも仲良くしてんじゃん、アナだってシャイ太郎のこと好きなんじゃね?」とキザオ。
「で…でもぉぉ…」と見事なチキンっぷりのシャイ太郎くん。
その時でした。
キラリと光るフクタロウの眼。
ニヤリと右の口角が上がるキザオの口。
こういう時、この二人はろくなことを考えていません。
フクタロウとキザオが協力してくれることに…
「では、シャイ太郎くん…。たとえばだよ、たとえばアナが君のことを気になっていて、君さえOKしてくれるならお付き合いしてもいいと思っていたとしたら…君どうするね?」
突然、教授口調になるフクタロウ。
「そ…それがわかれば、ボクだってモヤモヤしない」とシャイ太郎くん。
「だよな!シャイ太郎!それ俺達が確かめてやろっか?」とキザオ。
「ちょ…ちょっと待ってよ…そんなの恥ずかしいじゃん!」とビビるシャイ太郎くん。
「大丈夫じゃ。心配する必要はないのじゃ。ワシらの力をもってすれば、シャイ太郎の名前を表に出さずにアナの気持ちを確認できるのじゃて…。」と長老っぽい口調になるフクタロウ。
「じゃて…って。」眉がすっかりハの字になってしまったシャイ太郎くん。
「ワシらの力をおぬしも存じ上げておろう…。ほれ、半年前に付き合い始めた二人…名前はなんといったかのう…」とフクタロウ。
確かに、学校内に蜘蛛の巣のように張り巡らしたこの二人のコミュニティ。
これまでに、この二人が段取りを組むことによって、お付き合いをはじめたカップルは数知れず…。
チャンス到来!?
なんだか、すがってもいいような気になってきたシャイ太郎くん。
「長老、私にお力を貸してくださるのですか…?」すっかり冒険に旅立つ前の戦士口調になっているシャイ太郎くん。
「そういうことじゃ…じゃが…。」と目を閉じてこたえるフクタロウ。
「じゃが…?」
「早速取り掛かって…と、いきたいところだけれど、急いては事を仕損じるって言うからな。今日は牛丼でも食って、カラオケでも行こうぜ」
シャイ太郎くんは、フクタロウとキザオに気になるアナちゃんのことを託すことにしました。
「あ…牛丼、シャイ太郎のおごりだかんな」
「なんだよ、それ!」
「手付だよ手付、お前の幸せのためだろ」
「ちっ…しょうがないなぁ」
そして、数日後
「お~い!シャイ太郎さん」
「お~い!シャイ太郎さんってば!」
放課後、玄関でフクタロウをキザオと一緒になったシャイ太郎くん。
「報告します!」啓礼のポーズをとりながら直立になるキザオ。
「なんすか…?あなたたち…」こういう時のこの二人の話に付き合うとロクなことがないと思ってるシャイ太郎くん。
「単刀直入に言うぞ!」シャイ太郎くんが話を聞く姿勢になっていないのに勝手に話しはじめるフクタロウ。
「アナの件だけどなぁ…OKだとよ!」
3人の間の空気が一瞬止まりました。
アナはお前のことOKだとよ!
「フ…フクタロウ様…今、なんておっしゃいました?」聞き間違いを疑うシャイ太郎くん。
「耳の穴かっぽじいてよーく聞けよ」
「アナもお前のことが『す・き』だってよ」
ダう~んと口がポカーンと開いたシャイ太郎くん。
「ま…マジっすか?聞いたんすか?アナさんに?聞いちまったんすか?」
うれしいけど、恥ずかしい
作戦がいい方向に進んでいるのはうれしい反面、シャイ太郎くんがアナちゃんのことを好きってことが、アナちゃんに知られてしまったことが恥ずかしいシャイ太郎くんなのです。
ここまでの事のいきさつをキザオが説明してくれました。
キザオの話では、アナちゃんの親友で学級委員のセイラさんにフクタロウとキザオが作戦の概要を話したそうです。
そしたら、セイラさんから「あぁ…アナもシャイ太郎くんのことばっか話してるよ…アナも好きなんじゃない?シャイ太郎くんのこと。」と言われ、飛んできた二人だったのです。
それでも動かない
でも、ここで一歩前に進まないのがシャイ太郎くんなのです。
それを感じ取ったフクタロウが「お前、時が来たことにビビってんだろ?」
仲良しってのは恐ろしいもので、シャイ太郎くんの心の中を見透かされています。
「おいおいおいおい!シャイ太郎さんよぉ。この状況はもう当たり確定の予告演出みたいなもんだろうがよ」
「でででで…でも…」
「でも、なんだよ」
「言ってんのはセイラさんだろ?アナちゃん本人はわかんないじゃん」
シャイ太郎くん、うまくいかない可能性にビビっちゃんてるんですね。
フクタロウとキザオのプッシュに、シャイ太郎くんはああでもない、こうでもないといって前に進もうとしません。
動かない…
さすがにガマンの限界のフクタロウとキザオ。
キザオが大声を出します、「じゃあお前!どうしたらアナに告るんだよ!」
「そんなの、簡単なことだよ、フクタロウとキザオがアナちゃんに直接聞いてくれればいいんだよ!」
自分の立場を理解していないような口調で主張するシャイ太郎くん。
ブチッ…ブチブチッ…。
キザオの堪忍袋の緒が切れる音が聞こえます。
そこへフクタロウが「まてっ!早まるなキザオ!落ち着け!深呼吸だ!ヒッヒッフー…ヒッヒッフー…」
その呼吸はラマーズ法だということにも気づかず、キザオも「ヒッヒッフー…ヒッヒッフー…」
シャイ太郎くんに楽しい修学旅行を過ごしてほしいフクタロウとキザオ。
ここでフクタロウが、もう人肌脱いでくれるようです。
そんなシャイ太郎くんにさらにお膳立て
「わかったよ、今度はアナに直接聞いてやんから、OKだったらお前わかってるよな?」
「はい…わかってます」
落ち着きを取り戻したキザオがたたみかけます、「なにを、わかっているんだい?シャイ太郎くん?自分のお口でオニィさんに説明してごらん」
「は…はい…フクタロウさんとキザオさんが、アナちゃんにボクのことを聞いてくれて、それがOKで、ボクから気持ちを伝えられたら彼女になってくれて、修学旅行の自由時間にも一緒にいてくれるって、なんていうか、そういうのがOKだってことが確認できたら、ボクから告白するということダす。」
「ギャハハハハ~!語尾がいなかっぺ大将になってんじゃねぇかよ」と大笑いのフクタロウ。
「よし、そこまでわかってんならもうひと仕事してやる」とキザオ。
「その代わり…」何かを伝えようとするフクタロウ。
「わかってるよ、牛丼な。いいよ、お新香もみそ汁もつけていいよ。」とシャイ太郎くん。
「よーくわかってんじゃん、シャイ太郎くん、お利口さん。」と頭をなでるキザオ。
「生卵もつけていい?」
「いいよ、食いたいもの全部つけろよ。」
ここまで整えば動ける?
突然トメ先生の解説が甘ずっぱい学園ストーリーになってしまいました。
ズッコケ3人組の学園ストーリで伝えたかった事といのは…。
それは、マイホームの購入を決断するための環境のことです。
そう、まさに今は、フクタロウとキザオがアナちゃんにシャイ太郎くんへの気持ちを確認に行ってくれて…。
アナちゃんからもOKがもらえている、告白が失敗しないお膳立てが整っている状態です。
・物価は上昇が続き、もう5年前の物価に戻ることはないでしょう。
・住宅ローンの金利も上昇傾向です。変動金利ならまだなんとか…でも、この先はわかりません。
・みなさんのお給料も徐々に上がりはじめました。
この先、世の中に出回るお金の量が増えれば景気もよくなってくるわけで、物価も金利も下がらないですよね。
住宅購入を決断するための要素はすべてお膳立てできているといえるのです。
これ以上、価格や金利などを理由に先延ばしの理由をならべられる状態ではありません。
3年以上住宅探しをしている人にあらためてお伝えします。
「今、住宅購入を決断できなければ、この先は絶対に決断できません」
アナちゃんがOKって言ってくれているのに、それでも告白できずにいるシャイ太郎くんと同じです。
【こちらもあわせて読んでおきたい】
この先どうなるかわからない…だから住宅を購入するなんてリスクでは?
いろいろ複雑な現代、賃貸も持ち家もどちらも間違いではありません。
その後のシャイ太郎くん
自由時間にアナちゃんと一緒に過ごせて最高の修学旅行だったシャイ太郎くん。
修学旅行から数ヶ月経った今も幸せは続いています。
明日も学校なのに、深夜になっても二人でオンラインゲーム。
幸せな二人に寝不足なんてつらくかんじません。
そして、ゲーム内のチャットで会話をはじめたシャイ太郎くんとアナちゃん。
話題は二人がお付き合いに至るまでの経緯についてでした。
シャイ太郎くん「…そうそう、アナちゃんに気持ちを伝えるまでは失敗したらどうしようって!なかなか動き出せなかったよ」
アナちゃん「シャイ太郎くんらしいね。でも、よく行動に移せたね。」
シャイ太郎くん「実は、そこは…。」
アナちゃん「え?なになに?」
シャイ太郎くん「ボクがアナちゃんに告る前、フクタロウとキザオがうるさくなかった?」
アナちゃん「ぜんぜん。」
シャイ太郎くん「ぬあっ?…」
シャイ太郎くん「ほら…ボクがビビっちゃってるから、フクタロウとキザオがセイラさんにアナちゃんの気持ちをたしかめて…」
アナちゃん「ないよ。」
シャイ太郎くん「じゃ…じゃあ、フクタロウとキザオがボクの気持ちをアナちゃんに伝えて、そんでもって…」
アナちゃん「ありません。」
フクタロウとキザオは何もしていないことがわかり、急に恥ずかしくなったシャイ太郎くん。
あはは~、結局のところシャイ太郎くん次第だったわけです。
次にアナちゃんに会ったら恥ずかし~!とか、フクタロウとキザオめぇ!とか、2度も牛丼!それも卵つきで!
などと、いろいろなことが頭の中を駆け巡るシャイ太郎くんなのでした。
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