設備のグレード…気になります
建売住宅を検討しているけれど設備のグレードが低いことを気にする方は多いです。
設備のグレード…気になりますよね?
設備のグレードを上げるとどうなるか
それでは、建売住宅に最高グレードの設備を設置するとどうなるか、ご存じですか?
答えは「販売価格が上がる」です。
設備のグレードを上げた分だけ販売価格が高くなります。
当たり前の話ですよね。
では、ここで一度、価格の話は置いておきましょう。
情報収集と価格の関係
次の質問です。
みなさんが建売住宅の情報収集する場合、SUUMOやHOME’Sで情報収集する方が多いと思います。
それでは、SUUMOやHOME’Sでみなさんが興味を持つ情報はなんだと思いますか?
そうです、販売価格です。
同じ画面に表示された物件でも販売価格が高かったら、みなさんは興味を持ってくれません。
興味を持ってもらえないということは、問い合わせをしてもらえないということなのです。
【建売住宅の情報収集にはこちらの記事もおススメ】
建売住宅は中途半端なグレードにすると、お客様から値引きをリクエストされてしまい…結局グレードの低い建売住宅を同じ販売価格で契約になってしまう。これでは近い将来建売住宅は…
販売側のジレンマと購入する側のわがまま
価格が高くてもお客様となるみなさんが振り向いてくれるのであれば、いくらでもグレードの高い設備をつけますよ。
でも、みなさんは建売住宅で「高い」と感じたら、問い合わせるのをためらってしまいますよね。でもその背景にはしっかりと理由があるのです。
【探しはじめの方におススメの記事です】
「建売住宅の土地の価格と建物の価格の内訳は?」実はこの質問はナンセンスなのです。
建売住宅の価格構成についてトメ先生が解説しています。
「建売」「後悔」の検索結果の実態
トメ先生が「建売住宅」「後悔」で検索した結果、建売住宅の断熱性が高性能ではないという項目で12件の記事が表示されました。
ここで承知しておいていただきたいのは、これらの記事のおよそ8割が建築業者さん、または不動産業者さんによって作成された記事ということです。
実際に建売住宅を購入して住んでいる方の記事となるとほとんど見当たらないのです。
【建売住宅に自信が持てない方におススメの解説です】
ご存じでしたか?
「建売住宅」「満足」のワードで検索しても建売住宅についてのネガティブ情報を取り扱った記事しか表示されないのです。
言葉に惑わされないで!
建売住宅では確かにグレードの高い設備を使わない傾向にあります。
でも、それが建売住宅の性能が低いということになるのでしょうか。
環境への配慮と現代の住宅
世界中で環境への問題が叫ばれる昨今、国内においても2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロすると世界中に宣言してしまっていますからね。
建築資材だけでなく、食べ物だって、子供たちのオモチャだって、なんでもかんでも環境への負荷を減らす施策がとられているわけです。
トメ先生が自宅を建てたのは今から18年前。
断熱材なんて普通のグラスウールです。
当時も吹付断熱のような高性能の断熱材が存在していたと思いますが、注文住宅で予算にゆとりのある大金持ちが使う断熱材でした。
それが、今や多くの建売住宅で採用されつつある現状です。
UAとCとQ
みなさんUAってご存じですか?歌手じゃないですよ。
ほかにもCとかQとか…。
これ正しくはUA値、C値、Q値って表現します。
何のことかというと、断熱の性能を表す指標です。
具体的には室内から屋外に熱が逃げたり、屋外から室内に熱が入り込んだりするのを数値で表します。
トメ先生達、人間の眼には見えない世界の話です。
このようなUA値などの指標にこだわるような方は注文住宅にするべきです。
築18年、トメ先生宅の断熱性は?
きっとトメ先生が家を建てた18年前からこれらの指標は存在してますよ、確認してませんけど。
グラスウールのトメ先生の自宅の断熱はどうなのか。
そりゃ外の気温が真冬は毎日0度近くになるし、真夏は40℃近くなるのだから、寒いし暑いですよ。
でも、通常の住宅で使うような冷暖房で快適に暮らせています。
現代の住宅は一般グレードの設備でも快適に暮らせるようになっているのではないでしょうか。
電気代の心配
部屋を暖かくするだけ電気代がかかる、涼しくするだけ電気代がかかる。
断熱効果を高くすることで電気代を抑えたい。
設備のグレードが低い建売住宅では電気代が心配ということなら、こんな考え方はいかがでしょう。
この解説を読んでくださっているみなさんの多くは、現在賃貸住宅にお住まいだと思います。
築年数が相当経過している賃貸住宅の設備のグレードは、これから購入を検討する建売住宅よりも低いことが多いです。
現在の家賃支払いと住宅ローン返済の比較
現在みなさんは家賃を支払えているという現状があります。
マイホームを購入した場合も、家賃と同程度の毎月の返済額であれば住宅ローンも支払えるのではないだろうか…という指標になりますよね。
同様に電気代も賃貸住宅に住んでいる間に支払っているものです。
おそらくですが、大抵の建売住宅は現在住んでいる賃貸住宅より設備のグレードは高いはずです。
そうなると電気代は今よりも負担が軽くなるのではないでしょうか。
高性能な断熱材やサッシが導入されていて、高機能のエアコンを設置できれば。
結果として電気代も削減される可能性がありますよね。
電気代を節約して100万円ってのはムリです
そりゃ、電気代を節約して1年で100万円貯めようとか、そういった極端な話は現実的ではありませんよ。
でも、建売住宅を購入して、より快適な生活環境を維持しながら電気代を抑えることは十分可能な気がします。
情報を鵜呑みにせず冷静に判断する重要性
いかがでしたか?
建売住宅は後悔するぞ!系の情報を読むと、建売住宅に自信が持てなくなることが多いです。
でも、情報を提供しているのは建築業者さんや不動産業者さんです。
建売住宅の心配ごとを、みなさんに拡大解釈してもらうのが目的です。
拡大解釈してもらった後は…そうです、みなさんが建売住宅に不安を感じて注文住宅の検討に傾く。これが理想です。
注文住宅は設備のグレードを選べるから安心。
これこそ、ニュートラルではない考え方だと思いませんか?
ニュートラルではない解説は、読む側がニュートラルになる必要があります。
情報に振り回されるのではく、その情報の根拠が書かれているか、その根拠に納得できるか、みなさんが冷静にならないといけません。
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